環境教育関東ミーティング2014

タイムスケジュール

   2月28日(土) 
   

11:30~13:30

  受付
    12:30~13:30   プレ講演
    13:30~13:40   オープニング
    13:40~15:20   全体会
    15:20~15:30   オリエンテーション
    15:30~17:30   分科会A
    17:40~   チェックイン・入浴
    19:00~19:30   ポスターセッション
    19:30~21:00   夕食&交流会
    21:00~22:30   交流会(二次会)
  3月1日(日)
     7:00~9:00   早朝プログラム
     8:00~9:00   朝食
     7:30~9:30   チェックアウト
     9:30~11:30   分科会B
   

12:00~13:00

 

昼食
    13:00~   クロージング
    14:00  

解散

   

(オプション)
14:00~17:00

 

 

エクスカーション

 

プログラム

【2月28日(土)】

プレ講演

「信濃川に鮭の道を復活させる~信濃川の水力発電形態と鮭の遡上・降下~」

大熊 孝 氏(新潟大学名誉教授/NPO法人新潟水辺の会代表/新潟市環境研究所長)


※メインプログラム開始前に実施する講演で、参加は自由です。 

全体会

参加者全員が参加するプログラムです。みんなの気持ちを共有しましょう。

 

ポスターセッション

あなたの活動や研究を紹介しましょう! (要申込、先着20区画)

 ・展示スペースは、1団体1区画とさせていただきます。
  (1区画サイズは、掲示面:幅70cm×高90cm + 机:幅90cm×奥45cm)

 ・実施時間:常時展示いただき、19時からの30分間は説明者がいるようにしてください。

 

分科会A

環境教育に興味がある”という人から、深く携わってきた”という人まで楽しめる講習プログラムや、野外に出て行う活動プログラムなどを揃えました。

分科会は、初日の分科会Aと2日目のBから1つずつ、合計2つに参加することができます。

参加の希望は、参加申込時に伺います。

 

1 自然を直接体験しよう! (ネイチャーゲーム体験)

田川 裕則(埼玉県シェアリングネイチャー協会)

自分が自然の一部になって、身をもって体験するのがネイチャーゲーム。実施する4つのアクティビティはフローラーニングとなっており、4段階の流れを汲んで進めていく。アクティビティには自然にふれる入口となるようなソフトなアクティビティから、じっくりと自然を味わうアクティビティまで様々あり、フィールドの様子、季節、参加人数、参加者の年齢層、その時の空気などによって、組み合わせていく。段階を追うことによって、誰でも無理なく、自然にふれ、観察したり、五感で感じたり、楽しむことができるようになっている。 

 

2 どう使う? 水源と生きものの森 ~県森のプログラム

遠山 あづさ(栃木県県民の森・森林展示館)

栃木県県民の森は、県中央部の高原山火山の南麓に広がる、973haの水源の森。豊かな湧水と、ツキノワグマをはじめとする生き物の宝庫であり、年間を通して環境教育プログラムが提供されています。
県営から指定管理に移行したこの2年のプログラムをご紹介し、それを有効に活用できたのか、また何ができなかったかをひも解きながら、水源の森のさらなる活用法をみなさんで考えていただくワークショップを設けたいと思います。

 

3 ツリークライミング(木登り体験)

                 体験料1000円(ミーティング参加費とは別)

環境教育ネットワークたねのもり

木と深く触れ合うことで、自然の大切さや命の尊さを知り、新しい視野の獲得を目指す。
人に意思を伝える場合、例えを用いて伝えると、相手の想像力が手助けしてくれ、理解されやすくなる。地球上で最も大きな命の木と友達になるという例えは、時間尺度や、生命力、尊厳などを体感させてくれるものである。

 

4 企業と生物多様性

田邉 貞幸(五洋建設株式会社東京土木支店兼東京建築支店安全品質環境部/日本自然保護協会自然観察指導員東京連絡会(NACOT)/NPO法人環境ネットワーク・文京セミの抜け殻しらべ 市民ネット

建設業界の生物多様性に関する取り組みを紹介し、且つ、1ゼネコンの例を取ってCSR活動と言われる活動の本当の意図・目的を説明しながら、トップダウン・ボトムアップのギャップなどを参加者と意見交換したい。できれば、出来るだけ多くの企業の中で活動している方に参加していただき、各企業の実情と抱える問題点の解決のためのヒントを話し合いたい。

 

5 「バードアイランド三宅島」を目指した取り組み

日本野鳥の会 三宅島自然ふれあいセンター・アカコッコ館担当レンジャー

伊豆諸島・三宅島は固有の野鳥が身近に多く生息する野鳥の島として研究者やバードウォッチャーに知られてきました。島の自然観察の拠点:アカコッコ館では開館以来、三宅島の「バードアイランド」としてのブランディングを目指し、森と野鳥に観光資源としての価値を生むことで、その保全に取り組んできました。バードウォッチャーの誘致のための試行錯誤や、一般観光客が野鳥に親しむための取り組み、今後の課題などをお話します。

 

6 トコロジストのすすめ ~その場所の専門家になろう~

箱田 敦只((公財)日本野鳥の会)

「鳥の専門家」「虫の専門家」「植物の専門家」と同様に、その場所については鳥も虫も植物もいろいろなことを知っている、という人のことをトコロジストと言います。
この分科会では、様々なタイプのトコロジストから事例紹介を受けながら、同じ場所を見続けることの意義を考えてみたいと思います。土地とのつながりが希薄になったこの時代に、トコロジストというライフスタイルを見直してみましょう。

 

7 「環境教育・ESD入門講座」

諏訪 哲郎(学習院大学・日本環境教育学会)

「『環境教育』って言葉は良く使うけどちゃんと考えたことがないなあ」「ESDって環境教育と何が違うの?」という方、ぜひご参加を!環境教育とESDはとても近い教育分野です。 ESDは「持続可能な開発のための教育」の略称で、11月には日本で国際会議が開かれ10年間のまとめがされました。

今回は、講義や質疑応答そしてワークを交え、環境教育・ESDをしっかり学び、環境教育・ESDの最新の動向を知るチャンスです!

 

8 頂いた命の有効活用を考える

国安 俊夫(日本エコツーリズムセンター)

獣害対策で捕獲した動物の有効活用について、ジビエ、皮や骨、油の活用など全国で様々な取り組みが行われる様になったが、一方放射能汚染問題なども含め事業として進める上での様々な課題が指摘されている。頂いた命を有効活用するという視点から、これら課題を整理すると共に、先人の知恵から学ぶことも視野に、どう克服してゆくべきか考えてゆきたい。

 

9 ボランティアと雇用スタッフについてワークショップ

香野 哲大(NPO法人 くまの木里の暮らし)

環境教育活動を始めたい方や活動している方を対象に、ボランティアスタッフと雇用スタッフについて、ひざを交えて考えるワークショップ。
ボラと雇用、それぞれの立場、課題、双方の良いとこ悪いとこなどを話し合い、これから始めたい方は実践者に疑問をぶつけ、ボラまたは雇用スタッフとして環境教育に携わることの意味、この双方の良い関係、どういう人がどちらに向いているのか、といったことろに踏み込んで皆で考えます。

 

10 ウナギを素材とした環境学習授業プランの開発(1日目) ※20とセット

海部 健三(中央大学 保全生態学)

古来より人間と深い関わりを持つニホンウナギを素材として、社会の持続可能性について考える授業プランの開発を目指す。基本的な問題設定は資源の持続的利用と自然環境の保全・回復とし、研究者からニホンウナギの生態と資源および保全上の問題点に関するレクチャーを受けたのちに、少人数のグループワークを通じて、授業プランを作成する。プランのメインテーマ・対象学年・対象科目・授業時間数などは、各グループで選択する。

 

【3月1日(日)】

早朝プログラム

参加者が企画・実施するプログラムで、朝6時から9時まで間の好きな時間に実施していただきます。実施希望者は、11月1日以降お申し込みください。これまでですと、早朝野鳥観察、火起し体験、工作などが実施されています。


参加は自由で、参加申込は開催1日目に会場にて行います。

 

分科会B

11 “マイフィールド”を守るための行動デザインを考えよう

落合 はるな(日本野鳥の会東京)

お気に入りの場所“マイフィールド”はありますか?
楽しい体験や発見をしてきた、自分にとって身近で大切な自然環境を脅かすような危機が迫ってきたとしたら、あなたならどうしますか?ワークショップを通じて、“マイフィールド”を守るために出来ることを、みなさんと考えます。
事例紹介として、日本野鳥の会東京による、葛西臨海公園での2020年東京オリンピックカヌー競技場建設計画に対する活動について取り上げます。

 

12 タマゾン川からの脱却 命の川多摩川

山崎 充哲(おさかなポストの会)

死の川から蘇った多摩川
多摩川に棲む生き物たちと人との生活のかかわり
捨てられた外来種
水の大切さと命の大切さ

 

13 世界と日本をつなぐ自転車旅 世界一周達成編

遠藤 隼

冒険を求め約2年前、日本を飛び出し中国、アジア、中東、ヨーロッパとユーラシア大陸を横断、そして南米縦断。これまで毎年、世界の国からスカイプ中継で
お伝えしてきたこの分科会もついに世界一周達成となりました。今回はこれまでの伝えきらなかった現地の生の話やオフレコな話。そして、これからのアウトド
アツアーとしての自転車旅の可能性を皆さんと話していけたらと思います。「旅・冒険・自転車」 そんなキーワードに惹かれる人はゼヒ!!

 

14 NPOと企業との連携から考える環境保全

伊藤博隆(地球環境パートナーシッププラザ)

伊藤 恵里子((一財)都市農山漁村交流活性化機構 企画委員/飯能農山村地域活性化協議会 事務局長/もったいないkids植林プロジェクト 代表理事、NPO法人 水と緑の環境フォーラム 副理事長、NPO法人 埼玉ネット 理事)

企業は利益を追求しながら健全経営を目指し、NPOは社会貢献しながら安定経営を目指します。このことから企業は理念を共有できるNPOと協働し、経営の健全性を社会にアピールすることができます。NPOは資金を安定的に供給する企業の支援により経営を安定させ、より高い社会貢献を目指すことができます。持続可能な環境保全のあり方を、自身の環境NPO設立や企業立ち上げを踏まえ、話していきたいと思います。

 

15 生き物に聞く生物多様性 環境再生でメシを食う

吉田 寛(千葉商科大学 会計専門職大学院 教授)

人が壊した環境は、ほぉっておいても回復しません。「子供にツケはまわせない!」と気が付いた人達が環境再生をしてきました。
壊した人の影響と、再生した人の仕事を測定するのが、生物多様性を測定する“kikyo”と言う単位です。能力のない人に環境再生を任せても、回復はしません。
環境税では、環境はよくなりません。“kikyo”を利用することで能力のある人見付けることができます。環境を再生できる人だけがが、環境を再生することができます。

 

16 ツリークライミング(木登り体験)

環境教育ネットワークたねのもり

木と深く触れ合うことで、自然の大切さや命の尊さを知り、新しい視野の獲得を目指す。
人に意思を伝える場合、例えを用いて伝えると、相手の想像力が手助けしてくれ、理解されやすくなる。地球上で最も大きな命の木と友達になるという例えは、時間尺度や、生命力、尊厳などを体感させてくれるものである。

 

17 「『原発事故のはなし』で原発問題を考える」

日本環境教育学会「原発事故のはなし」授業案作成ワーキンググループメンバー

東日本大震災から4年となりますが波に襲われた地域は問題を抱えながらも徐々に復興してきています。しかし、福島第一原発事故による放射能汚染地域は復興から程遠いのが現状です。 このWSでは、日本環境教育学会の「原発事故のはなし」という教材を使い、ライフスタイルや環境・経済などを含む広い視点から原子力発電に伴う様々な問題について考えます。

 

18 ハンターとしてのクモ

新井 浩司(日本蜘蛛学会)

「クモは、生態系において、昆虫類等の低次消費者の爆発的な繁殖を抑える役割を担っていますし、鳥や両爬などの貴重な食料としても役立っています。また、農地に居ても人家に居ても、いわゆる害虫抑制の効果ももたらします。」と、理屈では分かっていても、やはり忌み嫌う人は少なくないと思います。ここでは、そういった「理屈」という部分だけではなく、もっと単純に、クモならではの「面白さ」の部分にもスポットを当ててみます。クモは地上で最も繁栄している肉食動物。その多彩且つ巧妙な捕食戦術の数々を、映像で御紹介したいと思います。見ていて感心してしまうような物ばかりですが、実は見ようと思えば何処でも誰でも観察可能な物も多く、手軽な自然観察素材でもあるのです。

 

19 環境教育と里山保全をつなぐ学習ツール

後藤 洋一(NPO法人 樹木・環境ネットワーク協会)

里山の大切さを伝えるとき、なにをキーワードにしていますか? 昔ながらの生活、生物多様性、自然との共生等々、様々なことを伝えることができます。今回紹介する学習ツールは里山を学ぶためのカードゲームです。現代において里山や自然を守るにはなにができるのか、ゲーム感覚で楽しく学ぶことができます。里山体験の事前学習、雨天時プログラム、大人向けの研修プログラムとしても活用できる学習ツールをぜひ体験してください。

 

20 ウナギを素材とした環境学習授業プランの開発(2日目) ※10とセット

海部 健三(中央大学 保全生態学)

古来より人間と深い関わりを持つニホンウナギを素材として、社会の持続可能性について考える授業プランの開発を目指す。基本的な問題設定は資源の持続的利用と自然環境の保全・回復とし、研究者からニホンウナギの生態と資源および保全上の問題点に関するレクチャーを受けたのちに、少人数のグループワークを通じて、授業プランを作成する。プランのメインテーマ・対象学年・対象科目・授業時間数などは、各グループで選択する。

 

エクスカーション

※要申込
 定員に達したためエクスカーションの申し込みは締め切りとさせていただきます。
 (12月16日更新)

メインプログラムとは別に、閉会後に行われるプログラムです。「里山文化の継承と創造」を基本コンセプトした丘陵地公園「八王子市長池公園」を視察します。担当者の方から、保全&環境教育のプログラムについて説明をいただいた後、意見交換等を行う予定です。

 

 場 所:八王子市長池公園

 定 員:先着25名

 参加費:1,000円

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